最初にテキスト1冊と過去問1冊の計2冊だけで受かると言いました。
ではどのテキストと問題集を選べばいいのでしょうか。
宅建のテキストと過去問はいろんな会社から出版されていて、さらに一つの出版社からテキストだけでも数種類が出版されています。
基本書、マンガ版、要点まとめなど手を変え品を変え、複数の本を買わせて、皆さんから儲けようとしています。
そんな中で何を選べばいいのか。
押さえておきたいのは試験の全範囲が入っている基本テキスト。
マンガでとっつきやすいけど中身スッカスカとかは駄目です。
その中から書店に行っていろんなテキストをぱらぱらとめくりながら自分に合っていそうなテキストを選べばいいと思います。
文字の大きさ、色づかい、自分の目にスッと入ってくるもの。
えー、そんなこと言われてもわからないよ~と
おすすめを求める方に、あえて私が決めるなら
らくらく宅建塾はいかがでしょうか?
私が使っていたテキストで、何が気に入っていたかというと
約530ページで2色印刷、文字がわりと大きく読みやすいです。
530ページは基本テキストの中ではどちらかというとページの少ないほうで、600ページ超えのテキストもたくさんあります。
正直、ページは多いわ文字は小さいわで内容が濃い本を使い倒すパワーがある人はいいのですが、ここがポイント、重点ポイント、よく出るなどのマークだけならいいとして、ページの途中や隅に別枠で、試験に出たところを後で補完したような細々した枠がいっぱいあったり、箇条書きで捕捉をいっぱい足したような作り方や、丸文字、多色使いのテキストは覚えるという作業を妨げると思っています。
実際、最初にそんな本を買ってしまった私は、どうしても読むのが苦痛でもう1冊、らくらく宅建塾を買いなおす羽目になりました。
そうです。読んで苦痛になるようなテキストは止めましょう。
脳があなたに、この本は合いませんよと教えてくれているのですから。
正直、語呂合わせなども不要です。何かにつけ苦しいこじつけの語呂合わせにされても50も100も覚えられません。実際に私が覚えて使った語呂合わせはわずか3つほどです。
さらに、さらに530ページを1日10ページづつ読めば53日で終わりますが650ページの本だと65日かかります。私の勉強法ではテキストは2回読み通すので、これだけで20日余計にかかります。300ページの本をもう一冊買うと余計に30日かかります。
買えば買うほど自分を苦しめ、時間を使います。
正直ページの少ない本はページの多い本より内容は少ないです。
そして、こっちには載ってるけどこっちには載ってないという部分が出てきます。
例えば過去問に出てきたところをテキストで探してもどこにも載っていないということが起こります。
でも、それはそれで諦めましょう。
そこを心配して分厚い本を使うより、過去問の解説で理解していく。
毎年、どのテキストにも載っていないような問題が1、2問出題されます。
回答率は当然下がりますし、みんなが初めての問題です。
心配して広く深く勉強してもきりがありませんし、満点を取るのが目的ではありません。
合格すればよいのですから。
次に過去問ですが、こちらはテキストと違いこれがいいというものがあります。
これじゃなきゃダメとまで言いたいです。
それは、TACのわかって合格るシリーズ過去問12年です。
何が違うかというとこのページがあるかどうか。
このページは、年度ごとの問題の初めに出てくる出題範囲をまとめた表です。
このページが本当に役に立ちます。でも単独で使用しても意味がありません。
ひと工夫が必要です。でもこの範囲表がない問題集がほとんどです。
※もう1社、他でも見かけた記憶があります。→ユーキャンでした。