其の五 心構え
2018.11.14
潔く捨てよう。
テキストや問題集にあたってどうしても覚えられないところは潔く捨てよう。
宅建は満点でなくても合格出来ます。
確かに一点に泣き一点に笑う試験ですが欲張って、時間をかけて、ストレスを増やす位なら他できっちりカバーすれば良しとしましょう。
私の場合、用途地域の表、この用途地域にはどんな建物が建てても良くて、どんな建物は建ててはいけないのかの表。
この表を覚えれば1点取れると言われていますが、私はどうしても覚えられないと判断して一切覚えるのを止めました。
いくら時間をかけても無理だと思ったのです。それからはその表は見ないし過去問題を解くときも、勘で解きました。本試験でも見事に間違いました。
あとはここ最近毎年出題されている条文問題。平成30年試験では出題されませんでしたが、嫌みを込めて条文クイズという人もいました。なかなか上手いこと言いますね。
これも捨てました。こんなの自信がつくまで勉強してたらこの一問で一年かかると思いました。この条文問題を正解する勉強方法も分からなかったし分かろうとも思いませんでした。過去問題も見事に毎回間違いました。本試験ではまぐれで初めて正解してラッキーでしたが、間違えてても合格点は余裕で超えています。
捨てるべきは捨てましょう。
苦手に付き合うと脳が疲れて力が発揮出来ません。
でも、苦手で捨てるが10個あるとキツイです。
どうしてもの2、3個までなら捨ててもいいと思います。
その時間と労力を他の頑張れば取れる1点に使いましょう。
宅建試験には、この問題は正解させないぞという問題と
どうぞ正解して下さい。という問題があって合格ラインが
大体32点から36点になるようになっています。
正解させないぞの問題の一つに過去全く出題された事のない
内容のものがあります。例えば、過去何度か出題された信託が登場する問題や計算式の分からない計算問題。
毎年、試験当日、資格予備校が解答速報を出しますが学校によって解答が割れたり最後までなかなか解答の出ない難問題。
勿論、その問題は翌年からは過去問題集に収録され、受験生は過去問題として解説を見て理解するわけですが暫くは本試験には出題されないのではないでしょうか。
なぜなら、その難問はその年の正解させない問題であって過去問題集に載ったらみんな勉強して正解してしまうから。
それだったら、出題者としてはまた、新たに見たことがない問題を作りますよね。だから、過去問題の難問はそんなに意識しなくてもいいと、私個人は思います。
他には、いわゆる、引っ掛け。
それも、本気の時は一問の中で二重にトラップを仕掛けてきます。重なるトラップを潜り抜けるには問題をしっかり読むこと。
過去問に慣れてくると、ああこのパターンかと文頭を読んで流してしまいがちですが読み飛ばさずキチンと全文読みましょう。
少しでも試験に使う時間を短縮したいのは山々ですが、間違えては元も子もありません。引っ掛かった1問は捨てた1問より後悔が残ります。
私もひっかけには苦労しました。同じ問題に3回以上引っかかったことがあります。
各分野の実践問題でひっかけの傾向もなるべく記載していくつもりです。
お楽しみに。